いろいろなサービスを構築していると、時折特定地域の天気情報を表示することがあります。最近では世界に展開するサービスも多く見られますので、日本国内の天気だけでなく世界中の天気を要求されることもあります。ではどのようにして天気の情報を入手すればよいでしょうか。そんなとき天気情報を提供しているサービスに頼るといいでしょう。
OpenWeatherMap
私が一番推している天気情報提供サービスは OpenWeatherMap です。
https://openweathermap.org/
このサービスでは、200,000都市の天気を検索することができます。また20種類以上の情報を取得することができるAPIが用意されています。現在170万ユーザが利用しており、信頼の置けるサービスであることがわかります。
更に、このサービスは無料でも利用することができます。単純にその日の天気予報を取得するだけであれば、無料のサービスでも十分利用することができます。今回はこの OpenWeatherMap の利用方法を紹介したいと思います。
ユーザ登録
OpenWeatherMap は無料でも利用できますが、API Key を利用しなければいけないため、ユーザ登録が必要です。画面上部にある「Sign Up」より下記を入力し、ユーザ登録を行って下さい。
登録が終わると、メールアドレスに32桁の API Key が送られてきます。またログイン後に「API Keys」より確認することもできます。
天気情報APIへアクセス
では取得した API Key を利用し、東京の天気情報を取得しましょう。天気情報の取得はGETメソッドによるものですので、ブラウザからも容易に取得することが可能です。
下記のURLの [API_KEY] の箇所にあなたのAPI Keyを入力して下さい。東京であることは、「q=Tokyo,jp」と指定しています。
https://api.openweathermap.org/data/2.5/weather?q=Tokyo,jp&appid=[API_KEY]
例えば、API Keyが「12345678901234567890123456789012」であれば、下記のようになります。
https://api.openweathermap.org/data/2.5/weather?q=Tokyo,jp&appid=123478901234567890123456789012
データはJSON形式で返ってきます。ブラウザでも確認できますが、
Postmanなどツールを利用すると、取得したJSONが見やすくどのようなデータがあるか理解しやすいでしょう。
無料利用可能な範囲
無料プランで利用可能なAPIは以下の通りです。
- Current weather API
- 5 days/3 hour forecast API
- Weather maps 1.0
- UV index
- Weather alerts
一見するとこれだけでも十分なようにも思えますが、時間あたりの制限もあります。無料プランでは、1分間あたり60リクエストまでとなっています。開発中はこれでも十分でしょう。リリースのタイミングで、上位プランへ変更するなどすればいいでしょう。上位プランへ変更することで、データ更新頻度も多くなり、より詳細な情報を取得することもできるようになります。
まとめ
OpenWeatherMap は無料で始めることができる天気情報取得APIです。また取得はGETメソッドによるものであるため、簡単にはじめることができます。ぜひ利用してみて下さい。