Apacheを用いたWebサーバ構築事例の際に、リダイレクトや転送などなどでhtaccessを記述することが多くあると思います。
しかし、500エラーが発生してしまったり、想定通りに変換されなかったりと、躓きやすい要素でもあります。
そこで、簡易的にhtaccessをテストできるその名の通りの「
htaccess Tester」をご紹介したいと思います。
htaccess Testerとは?
海外企業のmadewithloveが提供している、Webツールとなっています。
登録などは必要なく、ページにアクセスするだけで無料で利用することが可能です。
簡単な利用説明
上から順に解説いたします。
- The request url
http、あるいはhttpsから始まる変換元のURLを入力。
- Your .htaccess file
htaccessファイルの中身を入力。
- HTTP_REFERER(Advanced押下で出現)
リファラの設定、変換元URLと共にフルパスで記載。
- SERVER_NAME(Advanced押下で出現)
Apacheでは設定ファイルで設定されている、サーバー名の指定。
基本的には「The request url」と「Your .htaccess file」のみ記述すれば大丈夫です。
あとはTestボタンを押せば変換結果が出力されます。
使用例
実際に試してみたいと思います。
今回は下記のような簡単なコードを用意しました。
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
RewriteRule ^before.php$ convert/after.php [L]
RewriteRule ^test/([0-9]+)/?$ regex/number=$1 [L]
http://hogehoge.com/と入力してみます。
このように、合致した条件が緑色で表示され、出力結果のURLが「https」になっているのが確認できます。
条件に合致しなかった場合は、対象の行は赤く表示されます。
白い行は実行されなかったケースを指します。
また、URL変換が実施されなかった場合は、出力URLは表示されません。
本題のURL変換も正常に行われています。
正規表現を使った変換も可能です。
最後に
何かと面倒事が多いhtaccessですが、サーバ上で動かす前に実施テストが出来るのは大きいと思います。
特に正規表現などが使われるようになってくると、サーバ上でテストも難しくなるので、ぜひ活用してみてください。
このツールを使って想定通りの結果が得られたあとは、きちんと開発環境や本番環境上でも、同じ動作をするかどうか、確認をしておきましょう。