Typescriptについては、以前本ブログでも紹介したことがあります。近年は node.js を利用し、複数のパッケージを利用することが多いので、今回は node.js を利用した Typescript の利用方法を確認してみましょう。
本記事では、
がインストールされているものとし、TypeScriptの利用方法を紹介します。
TypeScriptインストール
TypeScriptは npm を利用しインストールすることができます。以下のコマンドを実行し TypeScript をインストールしてください。
npm install typescript
ファイル作成
それでは TypeScript のファイル index.ts を作成します。
function introduce(name: string, age: number): string {
var message = name + 'は' + age + '歳です';
return message;
}
console.log(introduce('Tanaka', 32));
パッと見てJavaScriptと異なるのは、引数の後ろに string や number と記されています。また 関数の括弧の後ろにも string と書かれています。これらが TypeScriptの型になります。
JavaScriptへ変換
それではTypeScriptをJavaScriptに変換しましょう。変換は次のようなコマンドを入力します。
npx tsc index.ts
正常に変換できると index.js が生成されます。生成されたソースコードを見てましょう。
function introduce(name, age) {
var message = name + 'は' + age + '歳です';
return message;
}
console.log(introduce('Tanaka', 32));
生成された index.js には、JavaScript のソースコードとなっており、TypeScript の型はなくなっていますね。実行は js ファイルに対して行います。次のコマンドを入力し、 index.js を実行してみましょう。
node index.js
コンソールを確認すると「Tanakaは32歳です」と表示されますね。以上が node.js による TypeScript の利用方法になります。
まとめ
実際にプロジェクトで利用するときは、TypeScriptだけでなく様々なパッケージと併せて利用することがほとんどでしょう。これをきっかけにして、node.js を活用してみてください。